FA機器商社から届く「在庫一括買取」依頼、3つの主な背景とは?
FA機器(ファクトリーオートメーション機器)の在庫買取は、切削工具などと比較して一点あたりの単価が高く、
一括査定となれば数千万円規模の大きな取引になることも珍しくありません。
なぜこれほどまとまった在庫が市場に出てくるのか。そこには、近年の半導体不足や業界特有のプロジェクト構造が深く関わっています。
今回は、商社やメーカーから弊社へ依頼が来る「一括買取」の主な3つのパターンを解説します。
1. リスクヘッジの裏返し「不動在庫の定期処分」
背景:在庫を持たない時代から「持つ時代」への変化
かつてFA業界の物流は非常に安定しており、商社は極力在庫を持たない経営が主流でした。しかし、2021〜2022年頃のコロナ禍による物流混乱と半導体供給不足がその常識を覆しました。「在庫がないために顧客のラインを止めてしまう」というリスクを痛感した商社は、供給安定のために一定の在庫を手元に置くスタイルへと舵を切ったのです。
結果としての滞留
在庫を厚く持てば、当然ながら「予想に反して動かなかった商品」も生まれます。これらが数年分蓄積され、
決算期などのタイミングで「資産の健全化」を目的に一括放出されるのがこのパターンです。
2. 進化の速さが生む「型落ち品・機能限定品」の放出
技術革新が激しいFA業界では、新モデルの登場とともに旧モデルの価値が急落します。
型落ち品・生産中止予定品
後継モデルの発表前後で、商社は抱えている旧型品をまとめて売り抜こうとします。生産中止(廃番)が決まった製品も、保守用としての需要はありつつも、商社としては早めに現金化したい対象となります。
コロナ禍の異端児「機能限定品」
特筆すべきは、半導体不足が生んだ「機能限定品」の存在です。供給不足の際に、当時入手可能な部材だけで作れるよう一部機能を制限して製造されたモデルも、供給が正常化した現在では「余剰在庫」として買取依頼へ回ってきます。
3. 巨額損失を回避する「プロジェクトの立ち消え」
計画変更による「未使用品の山」
産業用ロボットの導入や工場の自動化ライン構築など、大型プロジェクトが動き出すと、膨大な部材が発注されます。
しかし、以下のような理由でプロジェクトそのものが白紙になることがあります。
- 海外企業との契約破棄
- 企業の投資計画の急な変更
- 設計変更による仕様のミスマッチ
この場合、すでに納品済み、あるいは発注済みの高額なロボットや制御機器がまるごと不要になります。これらは新品同様の状態でありながら、行き場を失った「負の資産」となるため、一括買取のニーズが発生します。
高額買取に対応できる業者は限られている
弊社に多く来るこの3パターンに共通して求められるFA機器の一括買取においては、その性質上、動く金額が非常に大きくなります。1,000万円単位の現金を即座に用意し、かつ専門的な型番知識を判別できる業者は国内でも多くありません。
FA機器買取センターでは、こうした業界特有の背景を理解した上で、適正かつ迅速な資産化をサポートしています。
査定・ご不明点、まずはご相談ください!
FA機器買取センターでは1点から専門スタッフが丁寧に査定を致します。
買取額の把握は勿論、そもそも買取対象なのか確認したいといったご質問もお気軽にご相談ください!